カール5世 Karl V (1500-58)


ハプスブルク家の有名なローマ皇帝(在位1519-56)マクシミリアン1世の孫で、母がイスパニア王女のため1516年イスパニア王(カルロス1世)となり、ブルグントをも支配、1519年、対立候補フランソワ1世を破って皇帝に選挙されるや、イスパニアとドイツにまたがる空前の大帝国を実現。その治世はあたかもルターの宗教改革にあたるが、カールはフランス王との戦争や、当方からのトルコの脅威により、みずからはカトリックの立場を守りながらも、ドイツのプロテスタントに十分な対策を講じ得なかった。その後シュマルカルデン戦争でプロテスタント勢力を破ったものの、カトリック側の諸侯をも含めてドイツの領邦主権に抑圧を加えようとしたため諸侯の反乱を招き、アウグスブルクの和議の成立を見て、失意のうちに退位した。