選帝候
神聖ローマ帝国の皇帝を決めるための選挙をまかされた七代諸侯を選帝候(選挙候)という。1356年に定められた金印勅書の規定では、3人の聖職諸侯(マインツ、ケルン、トーリアの大司教)と4人のの諸侯(ボヘミア王、ライン宮中伯<プファルツ伯>、ザクセン公、ブランデンブルク辺境伯に限定された。(ただし、17世紀になるとバイエルン公が加えられた)
7人の選帝候によって構成される会議に於いて、公開選挙が行われ、多数決で皇帝が決められる。選帝候の肩書きをもつ諸侯は他の諸侯より格が上だった。7人しかいなかったが、数百年に渡る長い期間にメンバーの入れ替えがあった上に、昔の諸侯はあちらこちらと居城地を変えたので、ドイツを旅していると、選帝候の城下町という場所をよく目にする。