ウェストファリア条約 Westfalen


1648年終結された三十年戦争の講和条約。エルベ川下流のウェストファリア地方の都市ミュンスターとオスナブリュックで協議され、後者において調印された。その主な内容は、<フランスはアルザス地方の大部分とメッツ・トゥール・ヴェルダンの諸市を、スウェーデンは西ポメラリア・ブレーメン司教領その他を、ブランデンブルクは東ポメラリア・マグデブルク大司教領その他をそれぞれ入手>ドイツの領主君主はその領土に対し外交主権を含む殆ど完全な独立主権を認められた。宗教についてはアウグスブルク宗教和議を確認した上で、カルヴァン派もルター派と同じ権利を認められた。この条約の結果、中世以来のドイツの権力分立状態はいっそう強くなった。