ボッティチェリ
Sandro Botticelli
1445-1510
初期イタリア・ルネサンスの代表的画家。本名アレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペピAlessandro di Mariano Filipepi。フィレンツェ生れ。フィリッポ・リッピに学び,ヴェロッキオやポライウオロの影響のもとに初め写実を探究したが,のち美しい線描と優麗な色彩を特徴とする詩的で装飾的な画風に到達。代表的な作品は,《春》(1478年ころ,ウフィツィ美術館蔵),《ビーナスの誕生》(1485年ころ,同館蔵),《三博士の参拝》(1475年ころ,ウフィツィ美術館蔵)など。ダンテの《神曲》に描いたさし絵は線描家としての面目をよく表している。晩年はサボナローラに帰依し,神秘主義的な傾向を強め,1501年の《神秘の降誕》(ロンドン,ナショナル・ギャラリー蔵)を最後に絵筆を絶った。