チマブエ 

Giovanni Cimabue

1240頃-1302頃

イタリアの画家。本名チェンニ・ディ・ペーポCenni di Pepo。ローマ,ピサ,フィレンツェなどで活動し,1302年以後に死んだ。確証ある作品はほとんどないが,アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の壁画《聖母子と4天使および聖フランチェスコ》(1270年代後半)やアレッツォのサン・ドメニコ聖堂の《十字架上のキリスト》(1268年―1271年),《マイエスタ(荘厳の聖母)》(通称〈サンタ・トリニタの聖母〉,1290年ころ,ウフィツィ美術館蔵)などの作者とされている。画面には,ビザンティン的な生硬さの中に自由で人間的ないぶきが感じられ,ジョットに先駆けてイタリア・ルネサンスの開花を予感させる。