ドナテッロ 

Donatello

1386-1466

イタリア初期ルネサンスの代表的彫刻家。本名ドナート・ディ・ニッコロ・ディ・ベット・バルディDonato di Niccolニ di Betto Bardi。一時パドバに滞在したほかは,おもに生地フィレンツェで活動した。初めギベルティに学び,大理石彫刻を手がけたが,1420年ころからブロンズに移り,独自の作風を確立。代表作の一つ《ダビデ》(1434年ころ,フィレンツェ,バルジェロ美術館蔵)は古代以来途絶えていた写実的な裸体像として重要。パドヴァのイル・サント広場の《ガッタメラータ騎馬像》(1447年―1453年)は肖像彫刻としての写実性と,記念像としての理想性とのみごとな融合を示す。他に《ズッコーネ(ハバクク)》(1427年―1435年,フィレンツェ大聖堂美術館蔵),《マグダラのマリア》(1450年代後半,同館蔵)など。