ジョルジョーネ 

Giorgione

1477頃-1510

イタリア盛期ルネサンスのヴェネツィア派の代表的画家。本名ジョルジョ・ダ・カステルフランコGiorgio da Castelfranco。生涯については不明の点が多い。早逝(そうせい)で遺作が少ないにもかかわらず偉大な業績を残したが,特に従来の鋭く堅い描線やアクセントの強い彩色を排し,柔らかい肉付けと調和的な色調を創出したのが最大の功績。美しく,繊細に描写した自然風景を裸体や着衣の人物像の背後に置き,詩的で夢幻的な情趣をかもし出した。代表作《眠れるビーナス》(1510年―1511年ころ,ドレスデン国立絵画館蔵),《テンペスタ(嵐)》(1508年ころ,ヴェネツィア,アカデミア美術館)など。