ピエロ・デラ・フランチェスカ
Piero della Francesca
1420頃-1492
イタリアの画家。トスカナ地方南部に生まれ,フィレンツェでドメニコ・ヴェネツィアーノに師事し,初期ルネサンス絵画の大家となった。特に,線遠近法のみならず空気遠近法をも追求した点で,時代の先駆的存在。画風は動感に乏しいが,荘重でモニュメンタルな効果を示している。代表作に《ミゼリコルディア祭壇画》(1445年―1462年ころ,ボルゴ・サンセポルクロ,市立美術館蔵),《キリストの洗礼》(1450年―1455年,ロンドン,ナショナル・ギャラリー蔵),アレッツォのサン・フランチェスコ聖堂の壁画連作《聖十字架物語》(1452年―1466年)などがある。遠近法に関する著作も残した。