ポライウオロ [兄弟]
Pollaiuolo
イタリア・ルネサンスの芸術家兄弟。初め生地フィレンツェ,のちローマに工房を構え,絵画,彫刻,金工の分野で活躍した。兄のアントニオAntonio〔1432ころ-1498〕は《教皇インノケンティウス8世墓碑》(1492年―1498年)などの墓廟彫刻や《ヘラクレスとアンタイオス》(1465年―1475年ころ,フィレンツェ,バルジェロ美術館蔵)などの人像彫刻を手がけ,画家としては神話画,宗教画を得意とした。特に解剖学的にきわめて正確で,動感豊かな裸体の描写で知られる。絵画の代表作に《聖セバスティアヌスの殉教》(1475年ころ,ロンドン,ナショナル・ギャラリー蔵)などがある。弟のピエロPiero〔1441ころ-1496〕は,技術的・芸術的に兄に劣り,ほとんど常に兄の助手として働いた。