シエナ派 

イタリアのシエナSienaを中心に13世紀末から14世紀にかけて栄えた絵画の一派。中世的な敬虔(けいけん)な感情に満ち,フィレンツェ風の写実的な力強さと違って,柔和で甘美な表出,情緒性,装飾的な構図を特色とする。ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャがその最初のすぐれた画家。次いでシモーネ・マルティーニによって作風が確立した。15世紀になってフィレンツェ派が台頭し,名声を失った。