バーリア川によってできた平野に一つだけ突き出た、標高325mの高く険しい岩山の上に造られた町。凝灰岩の岩山を平たく切ったような台地に、長さ1.700m、幅800mの距離を持つ、中世の佇まいをそのまま残した町がある。中世のイタリアには周囲の都市との争いに備え、安全のため小高い丘の上に造られた小さな町がたくさんあった。オルヴィエートもそんな町の一つ。坂道だらけで攻めにくい自然の地形を利用した山岳都市である。
4世紀頃から10世紀頃までを初期中世というが、その間イタリア半島平野部の農民は蛮族の侵略をさけて山岳部へ入っていく。その後10世紀から16世紀までの中世にイタリアの山岳都市が成立された。オルヴィエートは中世初期にはゴート族とビザンチンの争奪の対象となり、ランゴバルト支配の下、伯爵領が置かれるまで続く。自治都市としての最も古い記録は12世紀に残されている。
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